不妊症、周期療法、習慣性流産、生理痛、基礎体温、黄体機能不全、高プロラクチン血症、子宮筋腫、子宮内膜症、子宮腺筋症、多嚢胞性卵巣症候群、卵巣嚢腫、男性不妊

10)不妊症

自然妊娠で元気な赤ちゃんを!
妊娠・出産という現象はとてもデリケートで、不自然を最も嫌います。ひとつの条件を押さえれば、成功するというものでは有りません。むしろ、全ての条件がそろったときに初めてできる「奇跡」です。この点が不妊治療がほかの病気治療と根本的に違うところです。一生懸命自然に近づくことは決して辛いことではありません。チャンスが増えてゆくことを体で実感することはとても楽しいことです。
中西医結合で丈夫な赤ちゃんを!
まず、隠れた病気がないか婦人科を受診しましょう。そして自分の中の不自然を見つけましょう。それには中医学が武器になります。
大切なことは、まず自分の体質を知ること。たとえば暑がりか寒がりか、肥えているか痩せているか、ストレスに影響を受けやすいかどうか、血行不良を起こしやすいかどうかなどで、偏りがあれば「普通」に近づけるほうが有利です。
婦人科歴と現在の状況:まず月経の様子、特に基礎体温表は多くのヒントを与えてくれます。子宮筋腫、子宮内膜症などの既往症の有無と、現在受けている治療、配偶者などを勘案して漢方療法を決めます。
月経期 卵胞期 排卵期 黄体期
    期間 5±2日間 7〜9日間 3〜5日間 12〜14日間
望ましい基礎体温 スムーズに下降して安定している。 36.2℃前後で安定 この期間に0.3〜0.5℃上昇 高温期が12〜14日安定持続
体の中の陰陽消長 不要になった子宮内膜を排出する(陰) 卵胞が成長し陰が増える時期(陰) 卵子が飛び出し陰が陽に転化する時期(陰) 黄体ホルモンの分泌が増え受精卵を着床しやすくさせる準備期(陽)
 不調時の症状 (基礎体温降下不良)
生理痛、イライラor経血量少、生理痛、腹張、下痢、少食or基礎体温降下前の出血、だらだら
(微小循環不良)
腹痛、腹張、乳房張る、不正出血、下り物
(微小循環不良)
無排卵、内膜の厚さ、質にも影響。
(微小循環不良)
不正出血、生理量少、腹痛、腹張。
 不調時参考疾患 子宮内膜症、筋腫、卵巣嚢腫、黄体萎縮不全、子宮収縮無力、腺筋症、ホルモン治療、体外受精、着床失敗 卵巣嚢腫、子宮内膜症、多嚢胞、閉経 加齢、癒着、卵胞膜が硬い、厚い。卵胞発育障害,小卵胞排卵 内膜炎、内膜増殖症、子宮ポリープ、子宮筋腫、掻爬、子宮腺筋症
 漢方の治療原則 早く排出するため温経活血 ホルモンをしっかり補う。
補腎が中心。
排卵を促すために理気活血が中心 温補腎陽を基本とする。
よく使われる生薬
     ※
当帰、烏薬、丹参、香附子ピクノジェノールなど 地黄、知母、サンシュユ、など
当帰、丹参、ピクノジェノールなど 鹿茸、ハゲキテン、杜仲ニンジンなど

※ストレスに敏感な方、高プロラクチン血症には、月経期以外の全期間、麦芽や芍薬、甘草などを使います。
  胸やおなかが張りやすい方にもお勧めします。