中秋の名月の頃となると、夏の花はほとんど姿を消し、地味だがいかにも日本の秋らしい花が多くなる。夕暮れが近づいた池ノ谷薬草園の、ひんやりとした空気に秋の深まりを感じます。
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イヌサフラン(コルヒクム):ユリ科。種子、鱗茎。鎮痛薬。薬膳料理に用いるサフランと違い、有毒。取り扱い注意。
ナツメ(大棗):クロウメモドキ科。果実。胃腸虚弱、ヒステリー、鎮静。→甘麦大棗湯。気候の違いか、中国産に比べ実は小ぶりで少ない。
ゴマノハグサ(玄参):ゴマノハグサ科。根。のどの腫痛、解熱、消炎。→潤肺糖槳。
アキカラマツ(高遠草):キンポウゲ科。全草。健胃、下痢止め。有毒、取り扱い注意。
ハギ:マメ科。根。婦人のめまい、のぼせ。
オオケタデ(葒草):タデ科。葉、全草。虫刺され、関節炎。
ソクズ(蒴藋):スイカズラ科。全草。腫痛、利尿、リウマチ、神経痛。
クコ(枸杞):ナス科。果実(枸杞子)、葉(枸杞葉)、根(地骨皮)。眼のくらみ・かすみ、視力減退、肝疾患。→杞菊地黄丸。
ツルドクダミ(何首烏):タデ科。根。便秘、白髪、動脈硬化、皮膚掻痒。→首烏延寿片。
オケラ(白朮):キク科。根茎。健胃、整腸、利尿、めまい。衛益顆粒、参苓白朮散。
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引用文献 :
1)原色牧野和漢薬草大図鑑(北隆館)
2)薬草園図鑑(京都府薬種商協会編)
3)中医臨床のための中薬学(神戸中医学研究会編)
ご指導ご協力 :
池ノ谷薬草園の皆様