季節の薬草

 2月4日、今年は暖冬の影響か、ユキワリソウが咲いたとか西南暖地ではフキノトウが咲いたとかを聞くこのごろですが、比叡山中腹にある池ノ谷薬草園では未だコブシの蕾が少し膨らんだ程度。
 というか、去年なったキカラスウリの実が青いまま残っていたりして、季節がきちっとバトンタッチできてないのかなという感じです。

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コブシ(辛夷):モクレン科。蕾。性質は辛・温で方向性があり、鼻を通じさせる作用がある。→鼻淵丸、葛根湯加川芎辛夷

キカラスウリ(栝楼):ウリ科。果実、種子。性質は甘・寒で去痰作用がある。痰の黄色い咳、胸苦しさ、催乳に用いられる。→栝楼薤白半夏湯、小陥胸湯。

イカリソウ(淫羊藿=インヨウカク):メギ科。葉、茎。強請、強壮。性質は辛・甘、温。寒がりの腰膝無力、インポテンツ、手足の痛み・麻痺に適す。

バイカイカリソウ(梅花碇草):メギ科。その他はイカリソウに準ずる。観賞用、食用に供される。

ユキワリソウ(別名:ミスミソウ):キンポウゲ科。薬草としての利用は不明ですが、3月になると薬草園で一番に眼をひく花を咲かせます。

サンシュユ(山茱萸):ミズキ科。酸・渋、微温。成熟果実。子孫を残す力の不足に用いられることが多い。→金匱腎気丸
マンサク:マンサク科。葉。下痢、皮膚炎、口内炎、止血、扁桃腺炎に用いられるそうだが、経験は無い。花がユーモラス。

アセビ(馬酔木):ツツジ科。茎、葉。全草に毒成分を含み、昔、牛・馬の寄生虫の駆除に用いられたそうだが、今は観賞用。
     
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