滋賀、漢方、慢性関節リウマチ、不妊、ED,杞菊地黄丸、消化器ガン、アトピー、頻尿、膀胱炎、瀉火利湿顆粒

季節の薬草

 4月22日(日)、池ノ谷薬草園で今年の第一回「薬草に親しむ会」が催されました。朝からあいにくの雨の中、参加者は銀閣寺八神社を出発、如意ヶ嶽(右大文字)に登り、尾根伝いに薬草園まで、約2時間歩きました。途中自生する薬草の説明に熱心に耳を傾け、薬草園では講師ご夫妻の薬膳料理とヨモギケーキを頂き、元気に帰っていかれました。

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クサボケ(木瓜)バラ科。成熟果実。酸、温。肝・脾経。慢性関節リウマチ等春~秋に悪化する関節の痛み・腫れに、かつては虎骨、独活などを配合して効果をあげていた。薬酒にもする。→虎骨木瓜丸。
イカリソウ(淫羊藿):メギ科。全草。辛、温。肝・腎経。寒がりのEDや、女性の不妊。男女更年期の諸症状。老化を伴う手足のシビレ・痛み・麻痺。→参馬補腎丸。 アカヤジオウ(地黄):ゴマノハグサ科。根茎。加工方法によって生地黄と熟地黄に分かれ、薬性が異なる。生地黄:甘・苦、寒。心・肝・腎経。清熱涼血。→けい玉膏。熟地黄:甘、微温。心・肝・腎経。滋養強壮。→杞菊地黄丸。
サルトリイバラ(山帰来):ユリ科。根茎。消化気ガンに用いると成書にはあるが、筆者はアトピー皮膚炎に用い有効だった。 ムラサキケマン:ケシ科。全草。塊根。
各種できものにとあるが、未経験。

クサノオウ:ケシ科。全草。湿疹、タムシなどの皮膚疾患に外用とあるが、皮膚が負けるので要注意。
ヒメオドリコソウ(野芝麻):シソ科。根。月経不順、打撲、こしけ、腫れ物とあるが、未経験。 バクチノキ:バラ科。葉に鎮咳成分を含むが、猛毒成分を含むため家庭用には向かない。 アケビ(木通):アケビ科。茎。苦、寒。心・肺・小腸・膀胱系。排尿困難、排尿痛、頻尿に車前子などと配合。多量・長期摂取に注意。→瀉火利湿顆粒(竜胆瀉肝湯)

 赤字

漢方薬に特に頻繁に配合される重要な薬草。
枠内は、種名、生薬名、科名、使用部位、薬味薬性、帰経、用途、その生薬を配合した漢方薬名の順に記す。

         引用文献  1)原色牧野和漢薬草大図鑑(北隆館)
2)薬草園図鑑(京都府薬種商協会編)
3)中医臨床のための中薬学(神戸中医学研究会   編)
4)中葯学(上海科学技術出版社)
漢方薬と民間薬草との違い 漢方薬に使用される生薬は、次の点で体系化されており、複数の生薬で構成される漢方薬の効き目を最大限に引き出すために、配合に一定の法則が有ります。
 ①薬味:酸・苦・甘・辛・塩辛い
 ②薬性:寒・涼・平・温・熱
 ③帰経:薬効が反映されやすい部位。
 ④相性:他薬との相互作用
一方、民間薬草は長い年月用いられてきたが、上記の点で十分体系化されていない。
 ご指導ご協力 池ノ谷薬草園の皆様