池ノ谷薬草園、滋賀、漢方、薬草、腹痛、胃もたれ、ヒステリー、五十肩、膀胱炎、結石、うつ、潰瘍性大腸炎、目の奥の痛み、頭痛、肩こり

季節の薬草

 梅雨明け宣言が出る前、7月22日の池ノ谷薬草園です。 ヨロイグサやウイキョウが2メートルを越える高さに成長していました。秋の七草の内、キキョウ、ナデシコ、オミナエシの花が見られました。イノシシが園内に侵入したらしく、あちこちの薬草が根から掘り起こされていました。ご住職のお話では餌のミミズを食べているらしく、まだ小さいとのことですが、一度入っただけでもうたくさんです。


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ウイキョウ(小茴香=ショウウイキョウ):セリ科。成熟果実。辛、温。肝・腎・脾・胃。寒がりの腹痛。
肉料理に使うと美味しく、お腹にもたれにくい。→安中散

ナツメ(大棗=タイソウ):クロウメモドキ科。実。甘、微温。脾・胃・心・肝。胃腸虚弱者の強壮、鎮静。小さな花が咲いていた。→甘麦大棗湯

オミナエシ(敗醤草=ハイショウソウ)オミナエシ科。全草。盲腸炎。まだ咲き初めといったところ。中国でSARSが流行したときも使用されていました。
コガネバナ(黄芩=オウゴン):シソ科。根。苦、寒。肺・大腸・小腸・脾・胆。他薬と配合していろんな場所の熱・炎症・化膿を防ぐ。→涼血清営顆粒《吹き出物》 ノコギリソウ:キク科。全草。葉がのこぎりの歯に似ているので覚えやすい。
クガイソウ(威霊仙=イレイセン):ゴマノハグサ科。根。現在の威霊仙はクレマチスの仲間が使われるが、本来は本種だったらしい。50肩に使用します。 カワラナデシコ(瞿麦=クバク):ナデシコ科。地上部。苦、寒。心・小腸。小便の色濃く、出渋る者に。→八正散 ハマスゲ(香附子=コウブシ):カヤツリグサ科。根茎。辛・微苦・微甘、平。気が欝して胸や腹が張ったり痛んだりする症状に。→冠元顆粒 キキョウ(桔梗):キキョウ科。根。苦・辛、平。肺。古来、皮膚・呼吸器系の化膿、咳・痰に用いられてきた。大腸炎に使うことも。→十味敗毒湯 カラスビシャク(半夏=ハンゲ):サトイモ科。地下茎。辛、温。有毒。通常生姜と併用することで無毒化して効果を引き出す。胸のつかえ、咳、痰、悪心、嘔吐、メマイなどに広く使用。→星火温胆湯
ハンゲショウ:ドクダミ科。全草。透明のガラス瓶に刺しても涼しい感じで、長持ちしますね。 ガジュツ(莪朮):ショウガ科。根茎。苦・辛、温。胃部不快感が在る時、粉末を口に含むと苦いけど、後清涼感が広がり即効性があります。 チョウセンアザミ:キク科。葉、花托、総苞片。利尿、強壮、胆汁分泌促進、抗コレステロール血症、食用に供されるとあるが、未経験。 チョロギ:シソ科。塊茎。ユーモラスな形の地下茎を酢漬けにして、正月に食酢習慣がある。フランス料理でよく使うとか。 ヨロイグサ(白芷=ビャクシ):セリ科。根。辛、温。肺・胃経。頭痛、特に前頭部や目の奥の痛みに良い。肩こりや副鼻腔炎にも良い。→十神湯

 赤字

漢方薬に特に頻繁に配合される重要な薬草。

         参考にした
  資料 
1)原色牧野和漢薬草大図鑑(北隆館)
2)薬草園図鑑(京都府薬種商協会編)
3)中医臨床のための中薬学(神戸中医学研究   会編)
4)中葯学(上海科学技術出版社)
枠内の見方 枠内は、種名、生薬名、科名、使用部位、薬味薬性、帰経、用途、その生薬を配合した漢方薬名の順に記す。
漢方薬と民間薬草との違い 漢方薬に使用される生薬は、次の点で体系化されており、複数の生薬で構成される漢方薬の効き目を最大限に引き出すために、配合に一定の法則が有ります。
 ①薬味:酸・苦・甘・辛・塩辛い
 ②薬性:寒・涼・平・温・熱
 ③帰経:薬効が反映されやすい部位。
 ④相性:他薬との相互作用
一方、民間薬草は長い年月用いられてきたが、上記の点で十分体系化されていない。
 ご指導ご協力 池ノ谷薬草園の皆様
     
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