
9月某日、夏の間ズボラしてはびこっていた紫蘇を刈って、鉄鍋のサビ臭を取るために炒めていたら、早速使いたくなりました。さればと冷凍庫の奥をまさぐると・・・、
ウシウシ・・大きな声では言えないけれど小さい声では聞こえません。
ア・リ・マ・シ・タ!豚のばら肉無慮1000g。
思わず口ずさんだアダモの「雪が降る」。「トンバ〜ラ メッケエ・・・ アナタハ来ナイイ〜」 |
 |
|
 |

鉄鍋料理のレシピをめくってみたら有りました、トンポーロー。
中敷を敷いた鉄鍋で豚肉を蒸すこと一時間。取り出した豚肉に湯をかけて油を流し、中敷を取った鍋に戻し、薬味を放り込んで準備完了。後は加熱を待つだけ。
(薬味)
ねぎ2羽(なるべく大きく切る)
しょうが一個(スライス)
ニンニク二粒
ロリエ二枚
黒胡椒
ナツメグ
(以上有り合わせの薬味を放り込んだだけ)
(調味料)
しょうゆ400ml
紹興酒400ml
砂糖大匙4杯
水400ml |
|

嫌がる中二の息子をせきたて、バーベキューコンロを提げて家の前の川原へ。
まだ明るい川原は、犬を散歩させるヒト、芝生に寝そべるアベック、ボール遊びをするヒトがそこここに居られるが、ここでひるむわけには参りません。
「トンポーロー食いたいか。食いたければ働け。それがヒトの道ゾ、剣の道ゾ、タケゾウ!」
ワケの分からないコト言いながらひたすら団扇で扇がせる。
火がおこったら材料を放り込んだ鍋を取りに家へ走る。両親も呼ぶ。 |
 |
|
 |

用意した鉄鍋を火にかけること小一時間。日が落ちた川原でビールを飲みながら月を愛でるつもりが、あたりはまだ薄明るい。
「人目が差す」と嫌がる母に一時間は長い。掟を破って20分でふたを開け、肉を切り分けたが、まだ味が染んでいない。40分でまた開けて食べたがイマイチ。60分で丁度中まで味が染んでサイコー。夜空にぽっかり月と火星を仰ぐころには、母はビールもまわって童謡(老謡?)を歌いだした。人目が差すヒトでも、ヒト耳はあまりはばからないらしい。上々の観月会でした。 |
|