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| 五行草とは 祇園祭の山鉾巡行が済んだというのに、霧吹きで吹き付けられたような毎日です。そんな季節にとても役に立つのが五行草(一般名:スベリヒユ)。中国名は馬歯?。葉っぱが馬の歯の形に似てるところからの命名。 五行草の名は、葉がアオ、花が黄、茎が白と赤、根が黒の五色が揃うので、陰陽五行説になぞらえてつけたのだと思われます。 梅雨時に多発する膀胱炎、しつこい咳、皮膚炎によく効きます。薬性は清熱利湿。暑さと湿気で悪化する症状にピッタリですね。アセモや湿疹には、お風呂に入れたり、干してお茶にしても飲みやすく、胃腸にも優しいので、胃腸の弱りがちな夏に助かります。 |
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| 五行草の薬膳料理 写真の五行草と薬膳料理は京都府美山町のO先生の奥様と娘さんによるものです。7月23日、池ノ谷薬草園で催された薬草に親しむ会でいただきました。写真左は五行草と白身魚と豆腐の煮物。右は五行草をしょうゆで和えたもの。芋茎に似て少し酸味があり、サッパリとして、蒸し暑い夏にピッタリのお料理でした。 いただいた五行草は、持ち帰って味噌和えにしてもらい、夕飯で,今度はジンギスカン鍋と一緒にいただきました。脂っこい料理とも合うようです。 きのう、愛犬が皮膚炎で、痒みのため掻き壊してタダレを起こしているとお見えになった方に、抗ヒスタミン剤をお出ししたけど、五行草の粉末を餌に混ぜてもらいたかったと少し後悔しました。 |
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清熱利湿について考える 五行草の性質は清熱利湿。体のどの部分の熱と湿をとるかというと、皮膚と「内なる皮膚=粘膜」のようです。 外気の水分と飲食物の水分が度を越すと、雨天に洗濯物が乾きにくいように、いろいろと問題を起こしますが、イスクラ産業の武藤氏は、それを3通りに分けてうまく説明しています。 皮膚・粘膜の、度を越した水分は「湿」とし、それをとるのは、たとえば五行草。 消化管や膀胱に溜まった、度を越える水分は「水」で、それを除去するのは、たとえば茯苓や猪苓。 体の奥深くに溜まった、余分な水分を「痰」として、それを処理するのが、たとえば半夏や竹茹というふうに、部位によって薬草を使い分けます。 |
| 「時産時消」ー季節の病は季節の薬草で治せますー 湿邪が引き起こす症状は、皮膚炎や膀胱炎ばかりではありません。体の重だるさ、頭帽感、食欲不振、ムカムカ、下痢など、全身に及びます。こうした症状によく使われるのが、シソ科を中心としたハーブ類です。たとえば、写真の藿香(カッコウ=カワミドリ=パチョリ)。ペパーミントやバジルなどにも似た姿と香りを持っています。 カッコウを含む漢方薬には藿香正気散(勝湿顆粒)がありますが、湿だけでなく、水や痰をとる薬草も含まれているため、上記症状のほか夏風邪やクーラー病にもよく効きます。かぜの漢方薬といえば1年中葛根湯ではなく、薬草にも「旬」を意識するのが漢方のココロ。 |
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